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Blog
大学SNSに寄稿した文章(南極小噺)や
どこかで書いた小さな文章を再編して掲載しながら
ゆっくり更新予定です。


妙に整った文章とChatGPT
富山に雪が降る季節になった。 それはすなわち、卒論の締め切りが迫ってきていることを指す。 ある冬の日の大学。大学付近の道路には融雪装置がついている。道路の雪がとけて大助かりだが、道路は水浸し。長靴通勤がデフォルトになる季節。(2026年1月撮影) これは、ある日のゼミ室、私と4年生との会話である。 「・・・この文章、ChatGPT使って整えた?それとも、引用文献の文言をそのまま抜き出して「引用」として書いた?」 「ここの文章は、引用文献の文言をつなぎ合わせて・・・」 「あ、それ、だめだかんね。」 こんな会話から始まった。4年生以下、学部生レポートにあるあるなのは、引用文献は「そこに書いてある文字列をそのまま自分の論文に移植する」と思い込んでいることだ。 引用文献は、引用元が伝えていることを自分で理解しそれを自分の言葉で書き直しつつ引用するのが鉄則だ。そして引用を示すこと。そうでないと剽窃である。 入学時に学科の先生が作成した「レポートの書き方」の冊子を今一度確認せよと言っても、そんなことはスルーして提出されるレポートの多いこと。指示通りにせずとも
Lab member
16 分前読了時間: 4分


毛髪中の水銀を測定する。ートピックゼミに講師をむかえてー
先日のトピックゼミ (環境・社会基盤工学科2年生の授業) の授業では、水銀測定装置を開発するメーカー ( 日本インスツルメンツ株式会社 ) で働く方を講師にお迎えした。 講師は、私が大学院博士後期課程のときに在籍していた研究室の後輩にあたる。私が博士課程を修了するころ、彼女は研究室に配属された。 それゆえ、同じ時期に研究室で、学生として苦楽を共にしたわけではない。 しかし、私が博士研究員となり、研究室でお世話になり始めたころ、彼女は修士課程の2年生となっていた。 ちょうど彼女の修了と私の着任、バトンタッチする形となった。 「学生のころ、分析方法習ったはずだけど、もうすっかり忘れてる・・・。」 そして私は彼女から研究室にある水銀分析装置の使い方をみっちり教わった。 学生実験室にて、講義中。大学で授業をするのは、初めてとのこと。そんな「初めてさ」を全く感じさせない話しっぷりだった。・・・授業だから特段指示をしなくても、受講生 (学生) は当たり前にノートと鉛筆を出してメモる準備をするかと思い気や(思いますよね?)、メモを取るのは二人だけだった。これ
Lab member
2025年12月10日読了時間: 4分


麺類と麻婆豆腐はできません- 屋久島に居座る前線と物流
先日、屋久島に調査に行った。秋雨前線が屋久島付近にびろーんと横たわること4日。もうどしゃぶりの雨がずっと続いた。 当初帰る予定がふつかも延びた。 今回の調査は、白谷雲水峡近くでの作業が第一目的。 くねくねと山道を登っていくと、まったく雲行きが怪しい。途中からは完全に雲の中と確信するほど、あたりに霧が立ち込め、 「前が見えないよ・・・。」 運転にも気を使わざるを得ない。 当日、共同研究者ら一同は、白谷雲水峡に近い駐車場で落ち合った。 レインウェアを着て道具を準備していると、すぐに雨が土砂降りとなった。 「天気がやばい。雷も鳴ってる。」 共同研究者がすかさず、雨を採取する道具を取り出して、駐車場のオープンスペースに置いた。全員集合してどうしようかと相談するうちに、分析に必要な量がすぐにたまるぐらいの降雨強度だった。 ・・・ついたとたん、めっちゃ降るやん。 「いったん退散!、宮之浦に戻って作戦会議しよう。」 「今朝の収穫は「雨が採れた」だけね。」 山をおりて、宮之浦で打ち合わせをすることしばし。建物の外にでて宮之浦から白谷雲水峡方面を見上げると、かかっ
Lab member
2025年11月19日読了時間: 3分
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