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東南アジア出張と南国フルーツ

  • Lab member
  • 17 時間前
  • 読了時間: 3分

調査には食べ物の話がつきものである。ただ、お国が変わり、食と水が変わるとお腹を壊すこともある。私は海外調査に行く前は、納豆、ヨーグルト、チーズ・・・ありとあらゆる発酵食品をたべ、お腹の準備をして出発する。


そのおかげか、死ぬほどお腹を壊した経験はない。ただ、辛いものは用心が必要だ。これまでの経験では、「辛いの平気、おいしい!」と調子に乗っていると数日後には、突然

「ト!、トイレ!」

と叫ぶ瞬間がやってくる。


韓国に留学していたときも、おいしいからと、キムチチゲ、スンドゥブ (おぼろ豆腐) チゲ・・・次から次へと韓国料理を食べていた。


が、ときどき

「ト!、トイレ!」


と叫ぶ事態となり、目の前の建物になりふり構わず飛び込み、

「ファジャンシル、オディエヨ? (トイレはどこですか) 」

と聞いていた。


ようやく、学んだ。


辛いものを、よい塩梅に避けつつ楽しむのが最近の私だ。辛いもの、好きだけど。

と言いつつ、少し前、スリランカに赴いたときも、「トイレに行きたい!」状態に陥ってしまった。学んでいるようで、同じような過ちを繰り返している。


そして、もう一つ覚えた。

アジアの国々では、南国のくだもの、バナナ、マンゴとパパイヤをたらふく食べるに限るということだ。日本では高価なマンゴやパパイヤだが、そこら中に売っている。そして甘くておいしい。


 

何軒かスーパーをまわったけれど、バナナが置いてなかった。調査中、目ざとく車内からバナナ(とピーナツ)を売るお店を見つけて買ってみた。大気中水銀観測の調査を手伝ってくれた現地大学生とともに。

 


そして、先日、インドネシアのパランカラヤにて、小規模金採掘活動に由来する水銀汚染の調査の帰り、果物屋さんに連れて行ってもらったときの様子が、これだ。


・・・リンゴ、とれるんですかと驚きつつ、日本ではみない陳列方法にいちいち目がとまる。

果物屋さんを物珍しそうにウロウロし、

共同研究者の方にパパイヤを選んでもらった。


残り日数は数日だ。


「小さくて甘いのが欲しい!」

「小さいといってもねぇ・・・。」


大きい・・・。

大きいと言いつつ、いざ二、三人でシェアして食べるとあっという間になくなってしまう。


 


パパイヤ

果物屋さんにて、パパイヤを選んでもらう。

 

ライチに似た果物があり、

「これ、ライチ?」

「ライチじゃないよ」と


共同研究者とあれこれ話してると、お店の人が味見していいよと言ってくれた。

皮をむいて、パクリと食べたら、お店の人が慌てて、何やら共同研究者に話している。

「真ん中に種あるよ。飲み込んだらだめ。」と言ってくれていたそうだ。


ライチじゃないけど、ライチっぽい。10粒ほど買って帰った。


ああ、果物、美味しすぎる。


でも残念、海外産の果物は日本には持ち込めない。


そこで、冒頭のように出発前には発酵食品をこれでもかというぐらい食べ、万全のお腹の調子で臨む。



わざわざ、マンゴやパパイヤの皮をむけるように小さなナイフを持ち歩き、アジアに出張に出てるたびに「食べだめ」をするのである。


食い意地が張り、現地で食べつくせなかった果物は、機内で食べる、そんな今日この頃。


ところが、機内でフルーツを食べ、皮も何もかも回収してもらっても、羽田空港植物検疫所に詰めるビーグル犬に


「あなた、果物もってるんじゃない?」と疑われるここ数回である。


                          




 
 
 

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富山県立大学工学部 環境・社会基盤工学科 中澤研究室

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