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着任した年に私の授業を履修した学生、大学院を修了。

Lab member

つい数日前には雪が降ったというのに、今日はポカポカ陽気だった。同時にきっと花粉が飛び回っているのであろう、目が痒くて、くしゃみが止まらない。そんな3月の後半、卒業・修了式が執り行われた。



着任して4年が過ぎようとしている。


着任して早々、学部の3年生の授業を担当した。その学年の学生のうち、大学院に残った人たちの大半はこの3月に修士課程を修了することになる。



富山県立大学に赴任するまでは長いこと研究員職だった。大学院生のころはゼミ内で後輩の面倒を見ることはあったけれど、「授業」「ゼミ」を持つ経験はほとんどなかった。

初めて受け持った「プレゼンテーション演習」。教員と学生 3名の小さなゼミ。パワーポイントを使って発表の演習をしたりする。


この年、男子学生3人が私の担当となった。木曜日 13:10から。

いざ始まってみると、3人とも無口だった。お昼過ぎの授業は眠たいのは分かるがそれにしても反応が薄い。


「自分で論文を探してきてプレゼン資料作ってみてくれるかな。」

「ハア。わかりました。」


「何か質問ないの?」

「・・・特にありません。」


なんでやのん。話、伝わってるんかな。

「自分が学生のころの後輩は、陽気によくしゃべるパターンが多かったのに・・・。」と困惑していた。


このプレゼンテーション演習を履修した一人が、大学院に進学した。私のゼミではなく、社会基盤工学系のゼミに所属していた。しかし、大学院では環境系の私の授業も履修していた。


授業中、南極の話をしていたら、興味なさそうにボーッと聞いているだけに見えたので、「メモしてるのん?」と授業中にノートをのぞき込んだら


「トウゾクカモメ」

とだけ書いてあった。


南極に棲息するこの鳥である。


 

調査する私達に興味深々でやってきたトウゾクカモメ。昭和基地周辺にて。

 


その後、彼は国際学会に挑戦していた。初海外、アジアの国。

学会準備は大変だっただろうが、アジアの街が余程楽しかったのだろう。学内であったら楽しそうな様子を話してくれた。


「外に出て行ったら楽しいし、面白いよ!、チャンスがあったら是非行ってみて!」

プレゼンテーション演習でも、大学院の授業でも、私の授業の端々にはそんな思いが詰まっている (と思う) 。



学位授与式後、話をしにやってきてくれた。

「一度海外にでたらいろいろなところに行ってみたいと思うようになりました。」


「先生から南極の話を聞いていた当時は、「え~南極?、(しらせの中で)二人部屋?・・・べつに行きたくないな。」って思ってました。でもこの間の (土木学会中部支部会の) 基調講演も聴いたのもあるけれど、南極も行ってみたいです。」


「行けるチャンス、ありますかね?」


「反応薄いなぁ」という印象から始まって、早4年。廊下で会うたびちょくちょくといろいろな話をしたなと振り返る。なんだか感慨深くなった。


これからが本番。

自分がこうありたい、と思う方向を意識して挑戦し続けていればいろんなチャンスは巡ってくるよ。たくさん自分を磨いていってチャンスが巡ってきたときにはぜひモノにしてほしい。そんな気持ちで見送った。


明日から新年度。

卒業生、修了生にエールを送りたい。




 
 

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富山県立大学工学部 環境・社会基盤工学科 中澤研究室

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